半年振りのお誘い

土曜日。知らない番号から着信があった。

だ。だれ？？？？

しばらく鳴っているので…無視してたけど

でも。やっぱり気になって掛けなおしてみる。

「もしもし？」

「あ。えーと。」

「どちらさまですか？」

「あ。やっぱり。えっと、半年ほど前に一緒に飲んだKです。
覚えていますか？」

「いえ、ぜんぜん。」

「あー。ほら、〇〇って店で…」

ぼんやりと当時の記憶がよみがえってくる。
あー。いたいた。
飲み会の後、何回かメールやり取りしたけど、
返事がこなくなったので、私から連絡するのはやめた。
即効、メモリからバイバイしたのだ。
だから、彼の番号が知らない番号なのは言うまでもない。

「あ…思い出しました。どうしたんですか？突然。」

「いや、あの時の仲間で飲んでるんですけど、
みんなでまた…飲みたいな〜っておもって、連絡してみました」

「はあ。それならあの時の幹事の人に連絡したら？」

冷たくそう告げる私。
そうそう。この人。
私のメールを無視した人。
だから今更なんだよ。ってかんじ。
しかも、みんなで？だと？？？？ふざけんな！！

と思った。正直。

で。

「また機会ありましたら。」

って電話きった。

すぐにメールが入る。

「またアドレス登録しておいて。また飲みにいこうよ。みんなで。」

まだいうかーーーーーーーー！！

「ふたりならいいですよ」

ってメール返信してやった。
どうでもいいよ。もう。

返ってきた返事。

「俺ってダメな奴なんですよ…ごめんなさい。
二人で行きましょう！」

ふざけんなー。
情けない。

で。昨日も夜電話かかってきた。

「話していて楽しい。」

そればっか。
だからなんだよ…。

「あのね。正直言うと〜。あの時メールを返事返さなかったのは
あなただよね。それって私には興味ないということでしょ。」

しーん。

「俺も正直言うと…恋愛対象じゃなかった…かも。」

「でしょ。んじゃ、こうやって電話してる意味ないじゃん」

「いや。でも話していて楽しいし。ご飯食べにいこうよ」

「いいです。無理しなくて。」

「無理なんてしてないよ。いついく？」

それには応えない私…。

もう一度連絡してこれたら…考える。
そこまでやる気があったら、食事も考えるよ…。

はあ。もう…。

■本日のお菓子■
今日は、ヨーグルトをたっぷりと使ったレアチーズケーキ
生クリーム使ってないからしつこくないの。
国産レモンをたっぷり入れて爽やかに仕上げました。
それから、奥手Yくんにプレゼント用に
黒砂糖とアーモンドパウダーで作った
チョコチップクッキー。
これは全粒粉を使っているから小麦粉を使うより
ざくざくに仕上がる。